内容説明
本書は、化石燃料の上に成り立っている今の世の中で、資源はもとよりエネルギーも含め、私たちはどのようにして広い意味のリサイクル社会を創るべきかをもう一度問い直し、その具体的な方策を提示する。リサイクル社会を築くために必要な技術から、資源・エネルギーそれぞれのリサイクル、有効利用について詳しく紹介し、最後の章では、リサイクルは地球環境のためであることを確認し、環境とエネルギーと資源のそれぞれの関係を多角的に説明する。一貫して、“本当に地球にやさしいリサイクルとは何か”を問いかけ、その中で、化学工学がいかに有効な手段を提供できるかを新しい視点にたって平易に解説する。
目次
1 リサイクルが築く未来の社会
2 リサイクル技術と化学工学の役割
3 資源とは何か
4 資源のリサイクル、有効利用
5 エネルギーとは何か
6 エネルギーのリサイクル、有効利用
7 資源からエネルギー
8 エネルギー・資源と環境、そしてリサイクル