内容説明
本書は、コンピュータの利用を意識したディジタル回路設計の入門的解説書である。前半でコンピュータにおける数の内部表現や論理演算を用いて、組合せ回路、順序回路などの動作を説明し、論理回路の応用として特に演算回路に焦点を当て丁寧に解説する。後半ではコンピュータを利用したディジタル回路の設計方法として、C言語を用いてシミュレーションにより動作確認をする方法と、ハードウェア記述言語(HDL)を使って実際の論理回路を合成する方法について具体的なプログラムを交えて解説する。高校レベルの数学とC言語の基本的な予備知識で十分理解できるよう配慮している。
目次
1 コンピュータにおける数表現(数表現の基礎;2進数の四則演算 ほか)
2 論理回路の基礎(基本論理回路;論理代数の基礎 ほか)
3 演算回路(加減算器;乗算器 ほか)
4 コンピュータによるディジタル回路設計(C++によるディジタル回路シミュレーション;ハードウェア記述言語によるディジタル回路設計 ほか)