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内容説明
電気材料を電気的性質から分類すると、超伝導体・導体・半導体・絶縁体ということになるが、どのような電気電子素子・電気機器であれ、誘電体(絶縁体)が使われていないものはない。本書は、誘電体の電気絶縁性、光透過性について体系的にまとめた新しい解説書である。固体の性質を考える上で必須の基礎事項から、結晶、格子振動、そして固体誘電体の電気絶縁性、電気伝導、誘電分極、さらに、絶縁破壊、光を通す材料としての誘電体、光情報通信に代表される光ファイバについて解説し、最後に、来るべき光時代を担う新しい光応用技術について説明し、今後の先端技術開発への方向性をも示す。
目次
第1章 はじめに
第2章 固体の構造
第3章 誘電体中の電気伝導
第4章 空間電荷が存在するときの電気伝導
第5章 非晶質誘電体における電気伝導の特徴
第6章 誘電分極
第7章 誘電緩和現象
第8章 絶縁破壊と劣化
第9章 光を通す材料としての誘電体
第10章 光導波の機構
第11章 強誘電性と非線形光学効果
著者等紹介
大木義路[オオキヨシミチ]
1950年生まれ。1978年早稲田大学大学院博士課程了。現在、早稲田大学教授。工学博士
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