内容説明
LSI設計はかつての図面をもとにした設計から、ハードウェア記述言語(HDL)を用いたプログラミング感覚で行われるものに様変わりし、生産性の向上と設計資産活用という概念を生んだ。本書は代表的なHDLの一つである、Verilog‐HDLを用いた、ディジタル集積回路設計の入門書である。ディジタル回路の基本を述べ、Verilog‐HDLの基本を例を交えて丁寧に解説している。シミュレーション検証の方法、論理合成を効率よく利用するためのコーディング技術、具体的設計例としての電卓の設計と、設計したディジタル回路を実チップに仕上げる具体的手順を述べた。
目次
第1章 序章
第2章 初めてのVerilog‐HDL
第3章 Verilog‐HDLの文法
第4章 合成可能な記述の書き方
第5章 電卓の設計
第6章 電卓の周辺回路の設計
第7章 セルベース/ゲートアレイ方式のマッピング