内容説明
本書は、これまで「図学」といわれてきた内容を基礎にして、特に建築、インテリア、工業デザインなどの設計や製図に役立つようにわかりやすく解説されたテキストである。まず、図形を描くために必要な各種用具の使い方にはじまり、線・記号の用い方を習得する。次に、線分・円周・角といった図形構成要素についての基礎知識をもとに、平面図形の描き方を学ぶ。さらに、立体の表現法として、正投影による方法(平面図、展開図、断面図、相貫図、陰影の描き方など)や、建築などでよく用いられる単面投影による方法(斜投影、軸測投影、透視図法など)について詳しく解説している。実際の建築図面や美術品を例に、初学者でも楽しみながら図形科学の知識と技術を身につけることができる。
目次
0 図形科学をはじめる前に(図形科学とはどういうものか;製図用具 ほか)
1 平面図形の表現法(直線と円;正多角形 ほか)
2 正投影による立体の表現法(正投影による表現法の基礎事項;点と直線 ほか)
3 単面投影による立体の表現法(単面投影の種類と用途;斜投影 ほか)