内容説明
大学理工系の学生にとって必要な電磁気学の基礎的内容をまとめたテキストである。電磁気学は力学と比べると現象をイメージしにくく、苦手とする学生も数多い。そこで本書では、ガウスの法則やアンペールの法則などの基本法則を、多数の図を用いることでじっくり解説している。また、他書ではあいまいに記述されている箇所についてはコラムを通して的確に解説を施している。電磁気学の習得に欠かせないベクトル解析などの数学的事項は、その都度説明を加えることで、他書を参照しなくても済むようになっている。初学者向けのテキストながらも、説明の明解さから、専門分野に進んでもなお活用できる必携の書である。
目次
１ 静電場
２ 金属と電場
３ 静磁場
４ 電磁誘導
５ 準定常電磁場と交流回路
６ マクスウェル方程式と電磁波
付録
著者等紹介
勝藤拓郎［カツフジタクロウ］
１９９１年東京大学理学部物理学科卒業。１９９５年東京大学大学院理学系研究科中退。現在、早稲田大学先進理工学部物理学科教授
溝川貴司［ミゾカワタカシ］
１９９０年東京大学理学部物理学科卒業。１９９３年東京大学大学院理学系研究科中退。２００９年第１３回久保亮五記念賞受賞。現在、早稲田大学先進理工学部応用物理学科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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