内容説明
地球惑星科学の対象は、空間的には宇宙空間に漂う太陽系惑星から地球中心部まで、時間的には46億年前の太陽系と地球の誕生から現在に至るまでの幅がある。本書は、それらの学問の基礎的な部分を広く取り上げ、豊富な写真や図版とともに、視覚的にもわかりやすくなるよう工夫して解説した入門書である。「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」に記載されている基本的素養をもとに、大学初年次の学生向けの教科書としてふさわしい内容を選び、基礎編・応用編それぞれ15章に分けて紹介している。本書は、大学生だけでなく、啓蒙書レベルよりも少し専門的な知識を得たいと考えている読者にも最適である。
目次
基礎編(太陽とその惑星たち―地球と太陽と太陽系;宇宙の始まりと進化;恒星としての太陽とその一生;地球を取り巻く磁気圏・電離圏と超高層大気―ジオスペース;大気はどのように運動しているか ほか)
応用編(太陽系の惑星;地球と惑星の形状と重力;同位体と地球惑星の化学と年代学;地球の形成と進化;大気と海洋の相互作用 ほか)
著者等紹介
西山忠男[ニシヤマタダオ]
1984年九州大学大学院理学専攻博士後期課程修了。現在、熊本大学大学院先端科学研究部教授
吉田茂生[ヨシダシゲオ]
1993年東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士後期課程修了。現在、九州大学大学院理学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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