内容説明
本書は、理工系の学生を対象とした電磁気学の教科書である。電磁気学は直観的にわかりにくいといわれることから、(1)式の変形等はできる限り省略せず書き示している。(2)図版や例題を多く取り入れ理解の助けとしている。(3)少し難しい箇所は“発展”として学習する際に選択できるようにしている。さらに、(4)演習問題を多く載せて、独習にも演習の講義にも使えるように配慮している。講義経験豊富な著者らにより書かれた教育的配慮の行きとどいた書である。
目次
1章 電磁気学の歴史とその後の物理学の発展
2章 クーロン力と電場、電位
3章 電場とガウスの法則
4章 導体と静電場、および定常電流
5章 電流と静磁場
6章 時間変化する電磁場
7章 マクスウェル方程式と電磁波
8章 “発展”物質中の電磁気学
付録
著者等紹介
秋光純[アキミツジュン]
1970年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、理学博士。青山学院大学理工学部教授を経て、青山学院大学名誉教授、岡山大学異分野基礎科学研究所特任教授
村上修一[ムラカミシュウイチ]
1995年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。1996年同博士課程中退、博士(理学)。現在、東京工業大学理学院教授
前田はるか[マエダハルカ]
1992年東京大学工学系研究科原子力工学専攻博士課程修了、博士(工学)。現在、青山学院大学理工学部教授
伏屋雄紀[フセヤユウキ]
2004年大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士後期課程修了、博士(理学)。現在、電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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