内容説明
特殊相対性理論の基礎とともに、特殊相対論が、力学、電磁気学、熱統計力学、流体力学など物理の諸分野へどのように適用されているかをまとめた書。初等的なローレンツ変換の話からはじめて、4元テンソルによる数学的記述法などの基本的な準備を行った後で、さまざまな分野への応用を具体的にわかりやすく解説する。
目次
1 特殊相対論序論(前史;ローレンツ変換 ほか)
2 共変形式(共変形式;いくつかの幾何学的量)
3 相対論的力学(角運動量;散乱断面積 ほか)
4 電磁気学(電磁場のローレンツ変換;電磁波 ほか)
5 相対論的流体力学(完全流体;散逸過程 ほか)
著者等紹介
高原文郎[タカハラフミオ]
1978年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学東京天文台、東京都立大学理学部を経て、大阪大学大学院理学研究科教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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