内容説明
理工系の初学者が現代物理学の概要を短期間で学べるよう意図してまとめられたテキスト・参考書である。初めに相対論・量子論から説きおこし、原子分子、物性論、素粒子・宇宙論まで、将来専門分野で学ぶ内容の基本的な部分を、多くの図を用いて平明に解説する。工科系の学生にとって重要な原子分子、固体、光と物質の相互作用については、半導体やレーザーを例に重点的に記述している。また、詳細な内容や派生的な内容は「注」で扱うことで本文の主要な論旨を乱されないよう配慮されている。
目次
1 特殊相対性理論
2 量子論
3 原子・分子
4 固体
5 光と物質
6 現代の物理学への発展