内容説明
本書は、大学の最初のセメスタで「力学」を学習するためのテキストで、現在のカリキュラムの実情を考慮して、まとめられている。伝統的な力学の題材を広く選び、さらに学生が興味をもてるよう相対論、宇宙物理、カタストロフィの話題までとりあげている。初学者をも想定して、高校物理で学ぶ知識からすべてもう一度説明しなおし、さらに力学で使う数学もその都度説明を加えるなど、本書一冊で必要な力学が十分に理解できるように工夫されている。本文中に例題を適宜設け、章末には多くの演習問題と詳しい解答を用意し、問題解法に習熟できるように配慮されている。また、章末にはまとめをつけて知識の整理に役立つようにし、さらに将来の学習に役立つAdvanced Topicsを用意するなど、十分な教育的配慮がされている。
目次
1 運動
2 運動の法則
3 仕事とエネルギー
4 運動量と角運動量
5 重力とローレンツ力
6 運動座標系
7 剛体の力学