内容説明
理工系の学生が初年度に学ぶ上で必要・十分な内容と、15回(30時間)程度の講義時間を考慮してまとめられた、2単位用のテキストである。力学において導入される物理的な諸概念を短時間に身につけ、その上で他の物理分野でどのように応用できるかが納得できるよう、広い範囲から例題を選び、具体的理解をはかっている。さらに、例題を詳しく解説することにより、力学的な考え方、ひいては物理的な考え方がつかめるように配慮している。また、初等力学に必要な、微積分、微分方程式、ベクトル解析、線形代数などの数学についても、丁寧な説明を加えてある。
目次
1章 質点と力学
2 運動方程式の積分と保存則
3章 質点系および剛体の力学
4章 解析力学