内容説明
本書は、研究の第一線で活躍する二十人が、文系・理系の多彩な視点から、それぞれのテーマで快刀乱麻のメスをふるい、人間の隠された本質を明らかにした痛快な教養書である。各章末には「もっと知りたい人へ」というミニ読書案内を付し、次のステップへの飛躍に役立つよう配慮されている。
目次
第1部 人間とは(生き物としての人間;私はなぜ撃ち、撃たなかったか―大岡昇平の小説を通して人間性について考える ほか)
第2部 自分の受容(科学時代のオカルティズム―信じるものは救われるか;文化の狭間で生きる ほか)
第3部 他者との軋轢(英蘭東インド会社のアジア植民地支配と人種差別;アフリカとヨーロッパ、女と男の力関係 ほか)
第4部 これからの人間(変わり行く時代の普遍的な理念;これからの人間―脳を知り、そして脳を守る ほか)