内容説明
これからは人が機械と共生する時代である。AIとの豊かなコミュニケーションを構築するために、プログラミングの基礎を知り、ツールとして活用できるようになることは、いまやリベラルアーツや外国語の習得にも比せられる、現代人の基礎的な教養である。本書は、姉妹本「データサイエンスリテラシー」「データサイエンス応用基礎」を補完し、実践力をつけるための演習書である。プログラミングのマニュアルではなく、実践をとおしてデータサイエンスの実力を獲得するための書であり、本書によって、表計算ソフトExcelとプログラミング言語Pythonを用いた、多変量解析と分類・識別の初歩的手法を学ぶことができる。データサイエンス・AIの知識を研究現場や職場で活用する学生・社会人にとって好個な入門書である。
目次
1 Excelを用いたデータ分析(Excelの基本操作;合計・平均・分散の計算;データの可視化~棒グラフ;データの可視化~散布図;オープンデータと相関・回帰分析;t検定;F検定)
2 Pythonを用いた統計解析とクラスタリング(統計量と相関係数の計算;クラスタリング)
3 Pythonを用いた回帰分析(単回帰分析;重回帰分析;多項式回帰分析)
4 Pythonを用いたデータの分類・識別(κ‐近傍法;決定木;ランダムフォレスト;サポートベクターマシン)