内容説明
本書はこれまで位相空間論と呼ばれる言語を用いてこなかった者に対して、その言語を用いた新たなものの見方を紹介することを目的としている。専門的な数学の知識を前提とせず、集合についての初等的な議論から始めて位相空間論の基礎的概念を解説した。
目次
1 準備:集合についての議論(直感的にわかる集合の議論;直感的にわかる写像の議論 ほか)
2 位相空間論の直感的な理解に向けて(位相空間、開集合;開基 ほか)
3 開かれた可能性に向けて(密着位相、離散位相;分解空間)
実数Rについて(準備;連結、完備、コンパクトについて)
著者等紹介
小笠原義仁[オガサワラヨシヒト]
1994年早稲田大学理工学部卒業、東京大学生産技術研究所入所。2005年早稲田大学大学院理工学研究科修了、博士(工学)。現在、早稲田大学理工学術院次席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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