内容説明
本書は、PARTHENON/SFLを利用することにより、最終的にはパイプライン化されたRISCを目標として、ボトムアップに設計と演習を繰り返しながら、アーキテクチャの実際的な設計技術を修得することを目的とする。プログラミング言語(特にC言語)に対する知識と、ブール代数や順序回路設計などの論理設計に関する初歩的知識を前提としている。すなわち、大学2年生以上、高専上級生レベルのコンピュータアーキテクチャの初学者を対象とする。
目次
第1章 はじめに
第2章 演算器の設計とSFLの文法
第3章 アキュムレータマシン
第4章 16bit RISC PICO‐16
第5章 分岐命令の付加
第6章 入出力と割り込み
第7章 CPUの性能とコストの評価
第8章 キャッシュ
第9章 パイプラインの処理
第10章 さらなる高速化技術
付録(割り込みなし版 PICO‐16;割り込み付き版PICO‐16;Direct Map Cache ;パイプライン版PICO-16;SFL文法;フル実装版PICO-16の命令セット)
著者等紹介
小栗清[オグリキヨシ]
1974年九州大学理学部物理学科卒業。1976年九州大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。1976年NTT電気通信研究所勤務。現在、長崎大学工学部情報システム工学科教授、工学博士
天野英晴[アマノヒデハル]
1986年慶応義塾大学大学院電気工学専攻博士課程修了。1989年Stanford大学Visiting Assistant Professor。1990年慶応義塾大学理工学部専任講師。現在、慶応義塾大学大学院理工学研究科教授、工学博士
西村克信[ニシムラカツノブ]
1994年東京工科大学工学部情報工学科卒業。1996年慶応義塾大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程修了。2000年同大学院理工学研究科計算機科学専攻博士課程単位取得退学。現在、千葉商科大学商経学部専任講師
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