内容説明
本書は、理工系学生を対象とした微分積分学の入門書である。特色としては、(1)1つのテーマにつき見開き4~6ページで完結させることで読みやすくかつ見やすい構成にした。(2)通年30回の講義で必要最小限の基礎的事項を学ぶことができるようにした。(3)読者が例題を通して内容を理解し、豊富な「問」と「理解を深める演習問題」で実際に具体的な計算方法を修得できるようにまとめた。改訂増補にあたっては、各テーマの記述をより詳しく丁寧にするとともに、発展的内容および「数学トピックス」を盛り込むことで、より深く、そして興味をもって微分積分学を学ぶことができるように加筆・修正を施している。読者が将来、科学・技術・工学の分野において数学を活用できるように、基礎が簡潔にまとめられている好個な書である。
目次
1 1変数関数の微分積分(1変数関数の極限;微分の定義;導関数の計算 ほか)
2 2変数関数の微分積分(2変数関数とそのグラフ;2変数関数の極限;偏微分 ほか)
付録 公式集(記号;三角関数;指数と対数 ほか)
著者等紹介
井原健太郎[イハラケンタロウ]
2005年九州大学大学院数理学府博士課程修了。現在、近畿大学理工学部理学科数学コース准教授、博士(数理学)
鄭仁大[チョンインデ]
2010年大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程数物系専攻修了。現在、近畿大学理工学部理学科数学コース准教授、博士(理学)
中村弥生[ナカムラヤヨイ]
2000年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程複合領域科学専攻修了。現在、近畿大学理工学部理学科数学コース准教授、博士(理学)
松井優[マツイユタカ]
2007年東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻博士課程修了。現在、近畿大学理工学部理学科数学コース教授、博士(数理科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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