内容説明
自然現象や社会現象にはランダムな時間変動がよくみられる。本書はこれらを解析する際に必要となる確率過程論について解説した入門書である。ランダムウォーク、ブラウン運動、ボアソン過程など単純な確率過程からマルチンゲール、確率微分方程式、マルコフ過程までを丁寧に説明しながら、実際に確率過程がどのような問題に応用されるかを紹介する。
目次
第1部 離散時間確率過程(ランダムウォーク;ガウス系列;定常系列 ほか)
第2部 連続時間確率過程(基本事項;ブラウン運動とポアソン過程;マルチンゲール ほか)
第3部 確率過程論の応用(無限粒子系(コンタクトプロセス)
待ち行列
確率制御理論)
著者等紹介
西尾眞喜子[ニシオマキコ]
1953年京都大学理学部卒業。神戸大学名誉教授。大阪電気通信大学名誉教授、理学博士
樋口保成[ヒグチヤスナリ]
1972年京都大学理学部卒業。1974年京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。1977年京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程修了。神戸大学理学部数学科教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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