内容説明
本書は、確率と統計における基本的な考え方や方法について、高校での学習内容との重複をいとわずに最初から丁寧に説明した入門的教科書である。第1章では、確率、確率変数、確率分布などについてより一般的に取り扱う方法を、第2章では、記述統計の基礎的な知識と手法がまとめられている。第3章では、母平均、母分散、母比率の推定と検定に焦点を絞って、その考え方や方法を詳細に解説している。なお、解説にあたっては、内容を小項目に分けて説明する工夫をしている。また、新たな用語や手法の解説の後には必ず関連する例題と類似問題を配置し、自身の理解度を確かめながら学習が進められるよう配慮している。
目次
1 確率と確率分布(確率;確率分布)
2 データの整理(1変量のデータ;多変量のデータ)
3 推定と検定(標本分布;統計的推定;統計的仮説検定)
付録
著者等紹介
大野博道[オオノヒロミチ]
2005年東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。現在、信州大学工学部。博士(情報科学)
岡本葵[オカモトマモル]
2014年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院理学研究科。博士(理学)
河邊淳[カワベジュン]
1986年東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。現在、信州大学工学部。理学博士
鈴木章斗[スズキアキト]
2008年北海道大学大学院理学院博士課程修了。現在、信州大学工学部。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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