内容説明
本書は、最適制御理論の初歩を学ぶことをめざす大学校年次学生や大学院学生を対象とした入門書です。大学初年次において学ぶ微分積分学と線形代数学の基本のみを既知として丁寧に議論を展開していますし、他の数学書にはない細かすぎるほどの説明を心掛けています。
目次
1 最適制御問題の例とその解法
2 Rnの関数
3 部分ベクトル空間とアフィン空間
4 凸解析
5 単体と共有点存在定理
6 常微分方程式と変分方程式:7 最適制御問題(固定端点の場合)
8 曲面と一般化された共有点存在定理
9 最適制御問題(動端点の場合)