出版社内容情報
確率論とファイナンスに関する豊富な例を盛り込みながら、丁寧な証明とその解説とともに測度論の初歩から本格的な応用までも網羅する、新しい時代の標準となる教科書・参考書。
内容説明
本書は、新しい時代の標準となるルベーグ積分/測度論の教科書・参考書である。初歩から本格的な応用までもを網羅しており、確率論と数理ファイナンスに関連する豊富な例を盛り込みながら、わかりやすく丁寧に解説されている。さらに、随所に練習問題が設けられたうえに詳しい解答も付されており、学習者への配慮が十分になされている。
目次
1 動機と準備
2 測度
3 可測関数
4 積分
5 可積分関数の空間
6 積測度
7 ラドン‐ニコディムの定理
8 極限定理
著者等紹介
二宮祥一[ニノミヤショウイチ]
1999年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学理財工学研究センター教授、博士(数理科学)
原啓介[ハラケイスケ]
1996年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。現在、立命館大学理工学部教授、博士(数理科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sio
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わかりやすい。
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積み本の消化。原著のMeasure, Integral and Probabilityは有名。最近測度論の本が増えつつある印象だが、大学の頃はこれが推されていた(ただし絶版)。読みはじめてから思ったが、「ルベーグ積分と関数解析(数学の考え方)」のほうが良さそう。説明は分かりやすいが、やや冗長な気もする。あと訳本ゆえ言い回しがたまに気になったり、何箇所か誤植もある(塔の性質が間違っている気がする)。確率論・金融工学への応用も少し載っている。7章が長くつらい。飛ばし飛ばしなので半分も理解できただろうか…2022/08/28
JJ
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原書を読むための参照用。しっかり理解したい人は練習問題もやるべき2018/09/16