内容説明
大学初年級理工系用の線形代数の通年講義で用いられることを前提に書かれたテキスト。具体的な数ベクトル空間で記述することからはじめ、数理科学コースの学生にも十分に役立つように、抽象ベクトル空間で成り立つ記述法まで解説する。多少高度な固有値と対角化、ジョルダン標準形、実2次形式を述べているのも本書の特色である。
目次
準備
行列
正方行列
正則行列・行列のブロック分割
掃き出し法
掃き出し法の応用
行列式
余因子展開
行列式の応用
ベクトル空間と基底〔ほか〕
著者等紹介
小林正典[コバヤシマサノリ]
1964年大阪生まれ。東京大学理学部数学科卒業。博士(数理科学)。東京工業大学助手、東京都立大学助教授を経て、首都大学東京准教授
寺尾宏明[テラオヒロアキ]
1951年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。理学博士。国際基督教大学(ICU)助教授、ウィスコンシン大学教授、東京都立大学教授を経て現在、北海道大学理学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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