内容説明
本書は、解法マニュアルではなく、問題解決に至るまでの心理的過程を重視している点で、ユニークな数学書であるとともに、学習心理学の参考書でもある。数学は覚えるものであるという誤解を解き、数学ができるとはどういうことかを解説する中で、人はいかにして学ぶかという根本的な問題にも言及していく。数学を学ぶ人、学ぼうとする人、数学を教える人、教えようとする人たちに必読の書。
目次
1 数学の学び方、考え方の例
2 数学の見方、考え方
3 数学教育の考え方
4 知能と学習
5 条件反応と連合
6 場の理論―ゲシュタルトの理論
7 創造的学習の理論と数学
8 問題解決
9 問題解決の指導法