出版社内容情報
日本の経済地理学界を牽引し長年「地域構造論」の視点からドイツ経済の解明に努めてきた筆者による集大成。40年以上にわたり断続的に発表してきた諸論文を加筆修正し、さらに2010年代以降についての書き下ろしを加えた。
目次
序論―研究課題と研究方法―
第2次世界大戦以前における地域構造の変動
1970年当時の西ドイツ経済の空間的構成―株式会社本社立地の特性―
西ドイツ経済における支配・従属・相互依存の空間的パターン―企業による事業所展開を手掛かりにして―
東西ドイツ分裂時代における西ドイツの地域問題と地域整備政策
西ドイツ工業における企業内空間分業と地域経済
東西ドイツ統一間もない頃の国土構造と社会状況
ドイツの中小企業政策と地域経済
ドイツの産業集積と機械工業中小企業
ドイツの産業集積支援政策
ドイツにおける境域を越えた地域づくり
BMWによる新規工場立地選択プロセス
ドイツ経済復活を支えるミッテルシュタント
21世紀におけるドイツ経済の空間的構成と地域整備
結論と展望
著者等紹介
山本健兒[ヤマモトケンジ]
1952年新潟県生まれ。2004年10月にHannoverにあるAkademie f¨ur Raumforschung und Landesplanung(現在のAkademie f¨ur Raumentwicklung in der Leibniz‐Gemeinschaft)通信会員として任命され現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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