目次
第1章 宗教神秘主義の位置
第2章 宗教神秘主義の構成
第3章 資料としてのヨーガスートラ
第4章 日常の環境における心
第5章 修行の方法とその階梯
第6章 体験と境地
第7章 ヨーガ思想の意義
第8章 神霊と神通
著者等紹介
岸本英夫[キシモトヒデオ]
1903年生まる。1926年文学士。1934年MA。1947年文学博士。1931年-34年ハーバード大学講師。1934年東京大学講師。1945年東京大学助教授。1947年東京大学教授(宗教学)。1953年-54年スタンフォード大学客員教授。1954年シカゴ大学ハスケル講座講義。1958年ユネスコ東西文化交流使節として欧米諸大学にて講義。1959年ハワイ大学東西哲学者会議出席。1960年スタンフォード大学客員教授。1964年東京大学在職中没
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感想・レビュー
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Gotoran
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インド6派哲学の1つ、精神(プルジャ)と物質(プラクリティ)の二元論のサーンキヤ学派を背景に、それを補完する関係にあり心身の訓練で解脱を目指すヨーガ学派の根本経典、即ちパタンジャリによって編纂されたと云う「ヨーガ・スートラ」を題材に宗教神秘主義観点から、ヨーガ体系(その思想と真理)を詳細に解説。東洋思想の源流のインド哲学分野、興味深くも一読概観把握の域を出ず。「ヨーガ・スートラ」から八支則とは、禁戒、勧戒、坐法、調息、制感、執持、静慮、三昧。強固な平常心に繋がる心身統一のヨーガ!2014/05/24