出版社内容情報
抗争渦巻く港町で発見されたある有名人の死体が暗黒街を揺るがした。名を上げようと次々と自白する「犯人」たち。これをことごとく論破する探偵。何かが転倒している「特殊設定ミステリ」にして「連続自白推理」の書き下ろし本格ミステリ!
【目次】
内容説明
「自称・真犯人たちはどうやって哲を殺害したか、その方法、つまり、独自の密室トリックをそれぞれ主張しているらしい。果たして、いずれのトリックが真相なのか?それも看破せねばならない。つくづく難儀なことだ」苦々しげにそう言って二重顎を撫でた。それから、一拍の間をおいて、顔を亀のように伸ばし、「その難儀なこと、それが邪無吾、お前さんへの依頼というわけだ。プロに任せたい。話によるとこの手のことが得意だそうじゃないか」
著者等紹介
霞流一[カスミリュウイチ] 
1959年岡山生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。映画会社に勤務しながら、94年に『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリ大賞で佳作入選、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。


 
               
               
              


