出版社内容情報
詩人、奴隷、主婦、パン職人、ルーン文字彫刻師、船大工など、北欧中世のヴァイキング世界に生きる名もなき24人の24時間を、それぞれが交差する物語形式でたどる。戦いだけではない多様な姿が生き生きと蘇る話題書登場。
【目次】
内容説明
詩人、主婦、パン職人、ルーン彫刻師、治療師―。日々の仕事と暮らしから浮かび上がる、史実と伝承をもとに構成された、臨場感あふれる世界。知られざる日常を追体験。
目次
夜の第7時 農場主がベッドの上で殺される
夜の第8時 戦闘で負傷した詩人が女治療師に手当てされる
夜の第9時 女性が出産する
夜の第10時 パン焼き職人が仕事を始める
夜の第11時 交易商人が商品を集める
夜の第12時 女性が同胞を守る
昼の第1時 赤ん坊が遺棄を免れる
昼の第2時 男性が軍船の準備をする
昼の第3時 幽霊になった父親を息子が埋めなおす
昼の第4時 ルーン彫刻師が作品を披露する
昼の第5時 法の語り手が新しい法律を発表する
昼の第6時 奴隷の女性が沈黙を破る
昼の第7時 男性が同性愛者として告発される
昼の第8時 首長がヴァイキング襲撃から戻る
昼の第9時 男性が一対一の決闘に臨む
昼の第10時 女性が離婚を決意する
昼の第11時 主婦が特別なディナーを準備する
昼の第12時 兄を亡くした男性が賠償金を受け取る
夜の第1時 船大工が仕事を終える
夜の第2時 王が犠牲祭に参加する
首長が自宅で焼き殺される
女性が武器をとる
娘が父の自殺を防ぐ
男性が赤ん坊に乳を与える
著者等紹介
ウルフ,キルステン[ウルフ,キルステン] [Wolf,Kirsten]
ウィスコンシン大学マディソン校ドイツ・北欧・スラヴ学科のトーガー・トンプソン・スカンジナヴィア研究所長。同大学で古ノルド・アイスランド語と文学、スカンジナヴィア言語学を教えている。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで博士号を取得
田口未和[タグチミワ]
上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。