出版社内容情報
国境はなぜ生まれ、いかにして世界をかたちづくってきたのか。戦争、条約、思惑が交錯する線の歴史を辿りながら、現代世界の成り立ちを鋭く照らし出す、ユニークな歴史読み物。地図の裏に隠された人類の営みが、いま鮮やかに浮かび上がる。
【目次】
内容説明
歴史を動かしてきたのは、「境界線」である。帝国、条約、戦争―すべては国境から始まった。欧州の「誕生」から中国と朝鮮半島、ロシア・ウクライナ、そして宇宙の果てまで―人類はなぜ「線」を引き、それに従い、争い、国を築いてきたのか。47の国境が映し出す、歴史と地政学の深層に迫る。
目次
第1部 歴史(上下エジプトの統一;統一の象徴としての万里の長城と国境;なぜ、ヨーロッパはアジアの半島ではないのか? ほか)
第2部 遺産(ケーニヒスベルク/カリーニングラード、東ドイツ/西ロシア;ビル・タウィールで起こった奇妙な事例;朝鮮半島軍事境界線における植樹の危険性 ほか)
第3部 外界(本初子午線概史;タイムゾーンに関する覚書;国際日付変更線概史 ほか)
著者等紹介
エレッジ,ジョン[エレッジ,ジョン] [Elledge,Jonn]
イギリスのジャーナリスト。ケンブリッジ大学トリニティ・ホールで英文学学士号。ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションでジャーナリズムの修士課程を修了。『ニュー・ステイツマン』誌の元副編集長、現在はフリーランスとして、『ガーディアン』、『フィナンシャル・タイムズ』などに寄稿
内田智穂子[ウチダチホコ]
学習院女子短期大学英語専攻卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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