出版社内容情報
ミステリ小説のなかに登場する伝統的な「アメリカ菓子」。コーヒーを片手に読みたくなるような、菓子にまつわる名場面とともに、とっておきのオリジナルレシピを紹介。知ると楽しいアメリカの日常と菓子文化が見えてくる!
内容説明
謎解きに必要なのは、いつだっておいしいお菓子!ミステリ小説のなかに登場する伝統的な「アメリカ菓子」。菓子にまつわる名場面とともに、とっておきのオリジナルレシピを紹介。知ると楽しいアメリカの日常と菓子文化が見えてくる!
目次
1 事件発生!(ケーキ ホリデーシーズンのフルーツケーキ;クッキー ホリデーシーズンのジンジャーブレッド ほか)
2 捜査開始!(クイックブレッド ブルーベリーマフィン;クイックブレッド ポップオーバー ほか)
3 探偵たちの日常(クイックブレッド ビスケット・アンド・グレイヴィー オートミールスコーン;クッキー チョコレートチップクッキー ほか)
4 犯人は誰?(揚げ菓子 アップルサイダードーナッツ;パイ バナナクリームパイ レモンメレンゲパイ ほか)
5 事件解決!(ドリンク ルートビアフロート;ドリンク ホットアップルサイダー ほか)
著者等紹介
原亜樹子[ハラアキコ]
菓子文化研究家。製菓衛生師。アメリカの高校へ留学。東京外国語大学で食をテーマに文化人類学を学んだ後、特許庁へ入庁。後に菓子文化研究家へ転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
35
バレンタインなので、夫と錦糸町デート。素敵なママのいる行きつけの韓国料理屋さんでランチした後、久しぶりにすみだ珈琲へ。この楽しい本を読みながら待ちました。私の好きなミステリーはシャム猫ココシリーズとピーター・シャンディ教授シリーズしか登場しませんでしたが、そうなんです、ミステリーって結構色が充実しているお話が多いんですよね~、特にコージー系…。チョコチップクッキーのこだわり、自分はchewy派ですが、crunchy, crispy系が好みの人も。刑事ものはドーナッツもよく登場するんだけどな~。2025/02/14
くさてる
18
いわゆるコージーものミステリはほとんど読んでいない私でも面白く読めました。単なるレシピ本ではなく、アメリカの生活に根付いたお菓子の解説文がミステリを引用しながら興味深く語られます。アメリカ菓子に関するコラムも楽しく、外国の食文化に興味ある人、ミステリ好きな人には楽しい一冊だと思います。おすすめ。2025/03/12
tomomi
1
☆☆☆2025/04/30
Go Extreme
1
コージーミステリ 本のなかの味 とっておきレシピ 暴力的な描写がない 素人探偵が活躍 お菓子とコーヒー 読後感が良い ハードボイルドの対極 情にほだされない 日常や時代背景 パンプキンパイ クッキー交換会 牛ふんクッキー 手作り菓子のやり取り ビスケット・アンド・グレイヴィー コミュニティの温かさ 人間関係の描写 ホリデーシーズン 菓子文化研究家 手作りのハードル スイートティー 心の安らぎ 特別なシーン 裕福な人 ミステリの世界2025/04/13
yurie_o
1
〈ルーシー・ストーン〉シリーズや〈ワニ町〉シリーズ、〈大統領の料理人〉シリーズなど、アメリカのコージーミステリに登場するお菓子を紹介する一冊。小説のエピソードとともに、お菓子の背景や文化を解説し、物語の中で育まれた食の魅力をレシピとともに伝える。クリスマスのクッキー交換会や、チョコチップクッキーの誕生秘話など、アメリカの日常文化を知る楽しみも。「牛ふんクッキー」という名の菓子には驚いたが、名前とは裏腹に美味しいらしい。ミステリの世界観とともに、伝統菓子の奥深さを味わえる、甘くて魅力的なガイドブック。2025/04/01