出版社内容情報
台湾の妖怪はどんな名前? どんな姿? どこで何をしているの? 台湾全土を渡り歩き地元の人や原住民に丁寧な聞き取りを続けてきた著者が、108の妖怪をイラストとともに解説。数百年の長寿妖怪から現代妖怪までが大集合!
内容説明
台湾の妖怪はどんな名前?どんな姿?どこで何をしているの?台湾全土を渡り歩き地元の人や原住民に丁寧な聞き取りを続けてきた著者が、108の妖怪をイラストとともに解説。数百歳の長寿妖怪から、生まれたばかりの現代妖怪まで、台湾全土から大集合!
目次
第1部 水の妖怪たち
第2部 山の妖怪たち
第3部 里の妖怪たち
第4部 原住民族に伝わる妖怪たち
第5部 台湾妖怪と芸術
第6部 台湾妖怪の繁栄
著者等紹介
何敬堯[カケイギョウ]
1985年、台湾・台中生まれ。小説家。妖怪研究家。国立台湾大学外国語文学系、国立清華大学台湾文学研究所修士課程に学ぶ
魚儂[ユノウ]
イラストレーター
出雲阿里[イズモノオサト]
中国語翻訳者。島根県生まれ。台湾にて中国語翻訳等の活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
139
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。 日本の妖怪に中華風のアレンジをしてポケモンを足したような感じです。隣国の妖怪なので、親しみが持てます。 http://www.harashobo.co.jp/files/pdf/7406.pdf2024/10/15
榊原 香織
110
漢族の有名な妖怪は魔神仔(モシナ)。鮫が鹿になるサルア なんて台湾ポイ。客家人の妖怪というのも小さいけど多民族国家らしく。原住民、タオ族のアニト、ブヌン族のカチンス。いろいろあって妖怪ポイ。キョンシーは1990年代に都市伝説的に。現代は赤い服の少女かな2024/08/16
R
37
子供向けの絵本・図鑑みたいな感じだけど、ちゃんと研究と調査の結果として体系化された妖怪を記してある非常に面白い本だった。台湾で伝承されている妖怪の類の逸話を集めているのだが、いわゆるオカルトブームが数度台湾にも訪れているようで、90年代とか00年代に発生した妖怪がいるのが興味深かった。中華圏の影響下にあるものだけでなく、台湾原住民に伝わるものもあり、この多様な感じと逸話の容赦なさみたいなのが台湾風ということかと思いつつ読んだ。文化や歴史風土を垣間見るようで面白い。2025/07/21
とある内科医
17
図書館で遭遇。全ページかわいくて目が離せない。お気に入りは双面人。キョンシーも掲載ッ2024/09/14
フラボノ
3
本を開いて右側に妖怪の紹介文、左側に妖怪のかわいく、同時におどろおどろしさもあるイラストという形で紹介されている。 海の妖怪、山の妖怪、里の妖怪と出現場所によってまとめられていて読みやすい。 前に読んだ中国妖怪の本と共通して登場する妖怪もいたりするのだが、その妖怪が食べるモノが台湾に馴染みの深い食べ物になっていたりして物語の変遷を感じられた。 あとは結構、その妖怪を鄭成功が退治する流れがあって鄭成功の英雄っぷりが伝わってきて今度は彼の事を詳しく知りたくなった。2025/01/24