出版社内容情報
世界的ベストセラー『恐怖の地政学』ティム・マーシャル最新刊。米中ロを中心とした宇宙規模の対立構造とその行く末について、地政学と「宇宙地理学」をキーワードに、ロシア・ウクライナ戦争や中台問題などを踏まえ、わかりやすく紹介。
内容説明
米中露の最前線はすでに宇宙にある。地政学から読み解く宇宙開発競争と各国の思惑。
目次
第1部 星への道筋(空を見上げて;天空への道)
第2部 いま、ここで(宇宙地政学の時代;無法者;中国―宇宙への長い距離;アメリカ―バック・トゥ・ザ・フューチャー;後退するロシア;旅は道連れ)
第3部 未来の過去(宇宙戦争;明日の世界)
著者等紹介
マーシャル,ティム[マーシャル,ティム] [Marshall,Tim]
1959年、イギリス生まれ。コソヴォ紛争やアフガニスタン侵攻、アラブの春など国際情勢の最前線を現地取材してきたジャーナリスト
甲斐理恵子[カイリエコ]
翻訳家。北海道大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちもころ
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月の裏側にあるだろうHe同位体を丸ごと手に入れる国が地球を制すみたいな。そういう流れなのですね!2024/12/18
yubari127y
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月=レアメタルと水 イーロンマスクのスペースXがその宇宙開発競争へと火蓋を切った。 そして、大国は自国の使用済みの人工衛星を新型ミサイル兵器の実験台へとリサイクルしている。 宇宙開発条約などでは、宇宙は誰のものでもないと定義しているが、筆者はこのままでは際限がなく、エスカレートし過ぎて第三次世界大戦へと繋がると危惧している。 また、地球の低軌道はチョークポイントであり、宇宙は「高地」つまり制空権としている。 2024/07/09