出版社内容情報
ミューズ=画家と恋愛関係にあった美女、ではない。ポーズをとるだけの従属的な存在でもない。作品の製作にたずさわり、作家の方向性を決定づけ、美術史に残る名作を生み出す力となったミューズの真相と功績を解き明かす。
内容説明
「黙って言われるがままに美しくポーズをとっている」というミューズの神話は崩壊した。作品の製作にたずさわり、作家の方向性を決定づけ、美術史に残る名作を生み出す力となったミューズの真相と功績を解き明かす。
目次
演じるミューズ(モロ―自家製の寿司;ウーライ―息を吸う マリーナ・アブラモヴィッチ;グレイス・ジョーンズ―グラフィティの女神;ティルダ・スウィントン―シュルレアリスムのシェイプシフター(姿を変える者)
リラ・ヌネス―守護天使)
芸術運動におけるミューズ(エリザベス・シダル―目覚めるオフィーリア;サンデー・リード―パラダイス・ガーデンで;レディ・オットリン・モレル―ブルームズベリーのボヘミアン;ルイーザ・カサーティー侯爵夫人―メドゥーサの眼光)
メッセージとしてのミューズ(アンナ・クリスティーナ・オルソン―クリスティーナの世界;ドリーン・ローレンス―「ノー・ウーマン、ノー・クライ」(女よ、泣かないで)
スー・ティリー―眠る管理職員
オリー・ヘンダーソン―暴動を起こせ
ソーリオ―ハーレムのアイコン)
著者等紹介
ミリントン,ルース[ミリントン,ルース] [Millington,Ruth]
イギリス、バーミンガムを拠点とする美術史家、ライター。オックスフォード大学で美術史を学び、その後5年間画廊に勤務する。現在はモダンアート、コンテンポラリー・アートを専門とし、“サンデー・タイムズ”“テレグラフ”“デイリー・メール”などで記事を書いている
菊池由美[キクチユミ]
英語翻訳者。京都大学文学部哲学科卒(美学美術史学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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