出版社内容情報
肥料として農業を支え、人類に不可欠な希少資源リン。そのリンの世界的な枯渇、争奪戦、海洋流出、食料ショックのリスクーーいま知っておかないと怖いリン問題について、ピューリッツァー賞ファイナリストが警鐘を鳴らす。
内容説明
持続可能な農業システムは崩壊寸前。リンの枯渇に世界は耐えられるのか。肥料として農業を支え、人類に不可欠な元素リン。そのリンの世界的な枯渇、争奪戦、水質汚染、食料ショックのリスク―いま知っておかないと怖いリン問題とは。
目次
第1部 リン争奪戦(悪魔の元素;壊れた生命の輪;骨から石へ;砂の戦争)
第2部 リンの代償(汚れた石鹸;毒の水;誰もいない海岸;病んだ心臓)
第3部 リンの未来(無駄にしない)
著者等紹介
イーガン,ダン[イーガン,ダン] [Egan,Dan]
ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル紙の記者で、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校に淡水科学部シニアフェローとして在籍中。執筆した記事で過去に2度ピューリッツァー賞の最終候補に選ばれた。五大湖の生態系の危機について書いた第1作目のThe Death and Life of the Great Lakesはニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストに入り、ロサンゼルス・タイムズ・ブック賞、J・アンソニー・ルーカス賞を受賞。本書が2作目となる。コロンビア大学ジャーナリズム科卒業。現在は妻子と共にウィスコンシン州ミルウォーキーで暮らす
阿部将大[アベマサヒロ]
1976年生まれ。山口県宇部市出身。大阪大学文学部文学科英米文学専攻卒業。大阪大学大学院文学研究科イギリス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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