出版社内容情報
ナイル川流域で栄えた文化、信仰、死後の世界、太陽神ラー、破壊神セト、愛の女神ハトホル、冥界神アヌビス、そしてオシリス、イシス、ホルスらが登場する王位をめぐる伝説など古代エジプト人の生活を反映した魅力的な解説書。
内容説明
ナイル川流域で栄えた文化、信仰、死後の世界、太陽神ラーをはじめ、アトゥム、マアト、セト、ハトホル、アヌビス、オシリス、イシス、ホルス、ネフティス、トトなど主要な神々、世界観、王朝の変遷、様々な記号やシンボルと物語の表現など、複雑で謎の多い古代エジプト神話を読み解く。
目次
第1章 彫刻、記号、シンボル、文書のなかの神話
第2章 ピラミッド、王宮、パピルス、彩色
第3章 混沌からの創造
第4章 日常のなかの神々と神話
第5章 神官と神々に捧げる祭礼
第6章 交易、侵略、拡大、神話
第7章 古代エジプト衰退後の神と神話
著者等紹介
チェンバーズ,キャサリン[チェンバーズ,キャサリン] [Chambers,Catherine]
南オーストラリア生まれ、イギリス育ち。ナイジェリア北部やポルトガルにも住んだことがある。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院でアフリカ史とスワヒリ語を専攻し、学位を取得。出版社を経て、児童書や一般向けの歴史の解説書を執筆している。『Treasures of Ancient Egypt』の総編集長を務める
田口未和[タグチミワ]
上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チサエ
11
さまざまな神々と神話、それぞれの祭礼や儀式等々、読み応えすごかりし。事細かに書かれていて、知らなかったことも多く、とてもよい学びになった。セド祭やオペト祭あたりは有名だけど、他にもたくさんのお祭りがあったんだなあと、改めて思いを馳せる。それほどに神々に重きを置き、畏怖し、たいせつにしていた古代エジプト人たちの暮らしと、そのサイクルが見えておもしろかった。全体的に写真もたくさん載っていてよかったです。良い本だけどまだ図書館に蔵書ないみたいだから、寄贈しようかな。2023/09/04
読生
2
文字があったということの偉大さ。 すべてを書き留める神の重要性。 そしてそれを収集し保存した図書館と司書への感謝が綴られる。 神様も人気商売なんだな。2023/11/25
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