出版社内容情報
ムッソリーニ、ヒトラー、フランコ、カダフィ、そしてプーチン、トランプへ。強権的な国家元首「ストロングマン」はどのように現れ、権威主義化を推し進めたのか。そのプロパガンダ、「男らしさ」の政治的利用とは。
内容説明
男らしさが支配手段として機能するとき。強権的な国家元首「ストロングマン」はどのように現れ、権威主義化を推し進めたのか。
目次
第2部2 支配の道具(腐敗行為;暴力)
第3部 権力喪失(抵抗運動;終焉)
終章
著者等紹介
ベン=ギアット,ルース[ベンギアット,ルース] [Ben‐Ghiat,Ruth]
ニューヨーク大学歴史学・イタリア学教授。MSNBCのオピニオン・コラムニスト。CNN、MSNBC等のメディアで、権威主義、ファシズム、民主主義への脅威について解説している
小林朋則[コバヤシトモノリ]
翻訳家。筑波大学人文学類卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kan
20
複雑で難しいテーマだが、これが出版された2020年当時のアメリカの焦燥をひしひしと感じた。このままだとトランプに民主主義を破壊されてしまうぞという警告が、歴史上のストロングマンにまつわる話を重ね類似性を指摘することで読者に迫ってくる。歴代のストロングマンがやってきた「男らしさ」の政治利用、暴力や恐怖による支配、他国のストロングマンとの親密な関係の構築などは知れば知るほど寒々とする。2023/10/03
ゼロ投資大学
0
権威主義国家の強権的な国家元首「ストロングマン」はどのように現れ、自国に権威主義化を推し進めたのか。クーデターで築かれた政権の多くは権威主義となっているが、民衆の支持によって合法に樹立された政権も数多い。2025/09/17




