出版社内容情報
23の世界遺産をその成り立ちの歴史と現状の危機の原因(破壊、略奪、都市化、過度の修復、観光の大衆化、放置、気候変動)とに注目して解説。歴史と被害をタイムラインで示し、地図も備え立体的に理解できる。
内容説明
23の世界遺産をその成り立ちの歴史と現状の危機の原因とに注目して解説。歴史と被害をタイムラインで示し、地図も備え立体的に理解できる。
目次
第1章 破壊
第2章 略奪
第3章 都市化
第4章 過度の修復
第5章 観光の大衆化
第6章 放置
第7章 気候変動
第8章 希望への道
著者等紹介
エークハウト,ペーテル[エークハウト,ペーテル] [Eeckhout,Peter]
1966年ベルギー生まれ。ブリュッセル自由大学で美術史と考古学の博士号を取得し、1999年から同大学で教鞭をとっている。専門は南アメリカ大陸先住民の芸術史と考古学。フランス・ドイツ共同出資のテレビ局アルテのTVドキュメンタリーシリーズ「考古学的調査(Enqu^etes arch´eologiques)」でプレゼンターを務めた
金丸啓子[カネマルケイコ]
フランス語翻訳者。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風に吹かれて
17
本書では、意図的な破壊、略奪、都市化の圧力、観光の大衆化、過度の修復、放置と汚染、気候変動の影響の七つが世界遺産を危機に導くと考えられている。もちろん、ひとつだけではなく複数の項目が適用される遺産もあるが、本書は七つの視点から危機に瀕する世界遺産を分類して紹介している。 現に人々が生活を営んでいることや、人口が増え汚染や廃棄物の増加など様々な問題解決が必要となる都市化、遺産の保存よりも観光客のための宿泊施設や交通網の整備を優先する政府など世界遺産は人間が関わる故に様々な問題に囲まれている。 →2023/04/19
kaz
1
破壊は論外として、風化と観光客の増加とのバランスは難しい。図書館の内容紹介は『破壊・略奪・都市化・過度の修復…。「7つの災害」で危機に直面した23の世界遺産を、その成り立ちの歴史と現状の危機の原因とに注目し解説。歴史と被害をタイムラインで示し、地図も備え立体的に理解できる』。2023/02/12
かば◎
0
図書館本。もともとかみさんが借りてきたもの。「世界遺産紹介もの」として読むには遺跡の成り立ち、詳細に関してやや不足で(件数と頁数のバランスから仕方ないが)、一方で、主題である「危機を訴える」ほうに関しては、ほぼ「だからダメなんだ」を羅列するのみで、「何が必要か」「何か出来ることはあるのか」にはあまり言及がないのが(それが判るなら苦労しないよ、と言われればその通りだが)、なんだかモヤモヤする。2023/01/26
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- 和書
- 3.11アマリリス