出版社内容情報
婚約者に他の女性と結婚された伯爵家の令嬢クラリッサ。いつもしかめ面の彼女を誰が笑顔にできるか、紳士クラブで賭けになっているのを見たマーカムは、彼女は自分だけに笑顔を見せる、二人は婚約を発表すると嘘をつくが。
内容説明
伯爵家の令嬢クラリッサは幼いうちから嫁ぎ先を決められていたが、婚約者は別の女性と結婚した。その女性の弟のマーカム伯爵はあちこちで浮き名を流しながらも、社交界で肩身の狭くなった自分とちがって評判に傷がつくわけでもない。クラリッサは彼と顔を合わせるたび、割り切れない気持ちを抱いて不愛想になるのだった。そのうえ、意地の悪いモールトンバリー卿にも、笑顔を見せないことに嫌味を言われるしまつ。マーカムは紳士クラブに出かけた際に、クラリッサが賭けの対象にされているのを知る。彼女の笑顔を引き出した者が勝ちだというのだ。そんな賭けを止めに入ろうとして、「自分は彼女と交際している」と口から出まかせを言ってしまったもので…RITA賞ファイナリストによる新感覚のヒストリカル・ロマンス!
著者等紹介
ラカプラ,ウェンディ[ラカプラ,ウェンディ] [LaCapra,Wendy]
アメリカ、ニュージャージー州生まれ。子供のころからロマンス小説が好きで、ヴィクトリア・ホルトを好んで読む。社交界のルールに従わないレディを描いた3部作“Lady Vice”、“Lady Scandal”、“Duchess Decadence”でデビュー。『英国一結婚から遠い令嬢』(ライムブックス)が2018年RITA賞にノミネートされた。夫とニューヨークに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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