出版社内容情報
夫の戦死以来、ひっそりと暮らしてきたイモジェン。伯爵の義父亡き後、爵位を継ぐバークリー子爵と領地や館の運営で衝突するが……
内容説明
社交シーズンが始まるまでの退屈しのぎに田舎の領地を訪れた伯爵パーシヴァルは、感情の見えないイモジェンと出逢い、心惹かれるが…魂の癒しと再生を描く“サバイバーズ・クラブ”シリーズ第6弾!
著者等紹介
バログ,メアリ[バログ,メアリ] [Balogh,Mary]
NYタイムズ・ベストセラー作家のひとり。ウェールズ出身で現在はカナダ在住。教師職を経て1985年に作家デビュー。ロマンティック・タイムズ誌の最大功績賞をはじめ、豊富な受賞歴を誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyuki_fsog
15
1ヶ月ぶりのロマ本…やっぱりイイわぁ、この感じ…キュンキュンした…久しぶりに💞 この作家さん いつもは事件も何もないのに今作は珍しく…それがヒロイン・イモジェンの亡き夫にまで繋がって‼️ そして、いつもの如く イモジェンの告白には涙、涙でした( TДT) 次作はいよいよシリーズラスト…さみしーわぁ✨2020/05/09
miki
8
大理石の貴婦人イモジェンとすべてを持つ愛されキャラの伯爵ヒーロー。 これまでのシリーズ5作品と同様に傷を抱えた二人が互いに癒され乗り越えていくストーリー。 正直、今作はイマイチかな…と読み進めていると、ラスト40ページから予想外の展開!涙、涙でした。 夫を亡くしてから8年もの間、イモジェンはよく一人で"暗黒の井戸"の中で頑張りました。 そして、ヴィンセントのアドバイスがとても良かったです。 ラストはスタンブルック公爵!今から楽しみです。山本やよい先生の翻訳で読めますように!2020/02/12
みみ45
5
とてもよかったです。 これまで明かされていなかったイモジェンの心の傷が明らかになり、それを話すだけでもつらかったと思うけど、、その傷をいやし、彼女の過去毎愛そうとするパーシーと出会えて本当に良かった。最後にイモジェンを口説くパーシーのセリフに泣いてしまいました。2020/03/14
ライム
4
シリーズ6作目紅一点のイモジェンがヒロイン。夫の直接の死因はシリーズの中で既に語られていたので、それをどう乗り越えていくのかが鍵だとはなから覚悟して読み進めた。対するパーシーの人物像が流石バログって感じ。本人が孤独を抱えているのは判るけど、根がほんとに良い子で心の奥から魅力の塊。暗闇を抱えたイモジェンとは話が合わなそうだけど二人とも高度なユーモアを駆使して理解を深めどんどん正直になっていく。イモジェンが夫の死の真相を叫ぶように告白したところからもー泣けたわ~…やっぱりバログはすごいな。2021/06/21