ライムブックス 壁の花のひそやかな願い

ベネット，アナ【著】〈Ｂｅｎｎｅｔｔ，Ａｎｎａ〉/星 慧子【訳】

原書房（2018/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 403p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562065103
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ベスがコンパニオンをつとめる公爵未亡人の孫は、放蕩者で有名なブラックシャー公爵。彼を苦手に思うが、協力せねばならず……社交界から「枯れかけた壁の花」と名付けられた三姉妹の次女ベスの物語。
両親の死後、姉妹を引き取ってくれた叔父から、友人ブラックシャー公爵未亡人のコンパニオンをするようたのまれたベス。公爵未亡人の孫は、多くの女性と浮名を流していることで有名な、ブラックシャー公爵アレックスだった。
アレックスは誰かに命を狙われていた。愛する祖母に危害が及ぶのを恐れて、田舎の屋敷に避難させようと考え、彼女のお気に入りのベスに、祖母を説得するよう頼む。だが理由を言わないので、ベスは彼が祖母を追い払おうとしていると誤解して憤慨する。せめて孫と一緒に過ごす時間を作ってあげようと、「公爵未亡人の願いを三つかなえること」を条件に同意した。
二人はときおり口論しながらも、祖母の願いをかなえるために協力するうち、お互いに魅了されていく。しかし放蕩者の彼の示す好意は、きっと単なる戯れにちがいないと、ベスは不安に思い……

アナ・ベネット［アナベネット］
著・文・その他

星　慧子［ホシセイコ］
翻訳

内容説明

困っている人をほうっておけないベスは、おじの友人である公爵未亡人のコンパニオンをつとめることになった。公爵未亡人の孫は、多くの女性と浮名を流していることで有名な、ブラックシャー公爵アレックス。「枯れかけた壁の花」と呼ばれる三姉妹の次女ベスにとっては苦手なタイプで、関わりをもつ日が来るとは夢にも思わなかった。アレックスはわけあって、祖母を田舎の屋敷に避難させたがっていた。説得してほしいとベスに頼んできたが、彼女は公爵が祖母を邪険にしていると思い憤慨する。せめて孫と一緒に過ごす時間を作ってあげようと、「公爵未亡人の願いを三つかなえること」を条件にしぶしぶ承諾した。二人は公爵未亡人のために協力するうち、互いに魅了されていく。しかし放蕩者の彼を信じてよいものか、ベスは不安に思ってしまい…。

著者等紹介

ベネット，アナ［ベネット，アナ］ ［Ｂｅｎｎｅｔｔ，Ａｎｎａ］
ソフトウェアのアナリストの仕事に就くが、夢を追い続け、作家デビューを果たす。ＲＩＴＡ賞の新人賞ゴールデンハート賞を受賞。夫と３人の子供とともにメリーランド在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

貧しかったころ「枯れかけた壁の花」と呼ばれた三姉妹、公爵未亡人のコンパニオンをしている次女が登場です。お相手はなんとこのひどいあだ名をつけた張本人のお公爵！どんなに嫌な奴かと思ったら、あらあらトラウマ男子さん。女子は素直で、惹かれたら一直線。お茶目で少女趣味なおばあちゃまやのんきなおじさまも活躍し、ストレスなく楽しめるロマンスでした。さあ、いざ末っ子へ！

2022/09/19

[キッチンタイマー]

壁の花呼ばわりを始めた犯人は社交界の愛人の異名を持つ公爵。そのカップル～。案外境遇似てるのねの2人。ドラゴンのエピソードを読んだ時に、リンゼイサンズかと。2人の齟齬か少なくて軽い感じで楽しめる作品。

2018/10/08

[みみ４５]

前作ヒロインの妹と、壁の花の名付け親、少し気難しい公爵のお話。 意図せず周りを圧倒してしまうヒーローと、そんなヒーローにも臆せず接し、人に必要とされることが大好きなヒロイン。ヒーロー自身を暗殺しようとする動きにより、ヒーローの祖母を田舎に送ろうとするけれど、祖母をないがしろにしているとヒロインが食いつき。。。 と、一目ぼれとかないけど、ほのぼのと愛らしいお話でした

2018/05/18