出版社内容情報
出産を目前に控えたジョージーは、ようやく腕のいい料理人を雇うことができて、ほっとしていた。彼は晩餐会で最高の料理を提供し、招待客たちを満足させてくれた。翌日、次々と客たちが体調を崩し、命を落とすまでは――。
内容説明
出産を目前に控えたジョージーは、ようやく腕のいい料理人を雇うことができてほっとしていた。フランス人シェフのピエールは、いささかプライドが高すぎるが、彼の作る料理はまるで魔法のようにおいしい。その味はまたたく間に評判となり、隣人が催す豪華な晩餐会でも腕を振るうことに。招待客たちはピエールが作り出す最高の料理に舌鼓を打ち、至福の時を味わった。翌日、招待客のひとりが命を落とすまでは―。ジョージーは警察に疑いをかけられたシェフの無実を証明しようとするが、いっこうに手がかりがつかめないうえ、出産予定日も迫っている。そんなとき、焦る彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは「あの」女性推理小説家で…!?アガサ賞受賞のミステリシリーズ!
著者等紹介
ボウエン,リース[ボウエン,リース] [Bowen,Rhys]
エドガー賞をはじめ、数々の主要推理小説賞にノミネートされ、アガサ賞およびアンソニー賞を含み7回受賞経験がある。本シリーズ5巻『貧乏お嬢さまと王妃の首飾り』で2度目のアガサ賞に輝く。イギリス生まれで、現在は北カリフォルニア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
29
シリーズ第17弾。もう17冊目ということにびっくり‼︎やっと決まった専属の料理人が殺人の容疑をかけられてしまった。彼の無実を信じ、救うため、ジョージーは真犯人探しに乗り出す。うーん、今までで1番どうでもいい殺人事件だったかも。アガサ・クリスティやローレンス・オリヴィエが出てきた必要性も感じなかったし。クィーニーの評価は毎回コロコロ変わるけれど、今回の彼女は嫌な奴だったなー(笑)。ジョージーの出産時のバタバタは面白かった。ジョージー出産おめでとう♪2024/10/20
星落秋風五丈原
26
今回はシンプソン夫人と国王の出番がない。「離婚した女性と国王は再婚できないのにどうするつもりだろう?」と噂の対象になるくらいだ。ジョージ―の母親の結婚話も進まない。結婚してしまえばドイツ国籍を持つことになり、史実の通りに進むので、ジョージ―や父親と会えなくなる。それでも母親はナチス幹部に心酔しているようだ。臨月のお腹を抱えてジョージ―が動き回る。周囲が「じっとしていなさい」というのに、自分の所の料理人が疑われたとあって、やはり前に前に出てしまうのだ。2024/12/09
み
20
ジョージーが母になりました!アガサ クリスティーが登場!!開戦が近そうで、心配です。2025/01/12
餅屋
13
貧乏でもお嬢さまでもないシリーズ17作目▲出産を目前に、腕のいい料理人も雇うことができてほっとしていた。警察に疑いをかけられたシェフの無実を証明しようとするが…▼ヘンリー八世が遊び倒している頃。マローワン夫妻が登場とサプライズもあり。今回は料理の描写が良く、お腹すくこと請け合い!臨月探偵のユーモアミステリー♪遠回しな脅迫だろうかって…あんた言いすぎジョージー‼お祖父ちゃんとゴッドファーザーそしてビンキーが仲良くやっている姿に苦笑い♪相変らずアガサにしてヤラレタのだが…とはならずに済みました♪(2023年)2025/04/25
ごへいもち
12
惰性で読んでる感じだけど。アガサクリスティが出てきたのは嬉しいかも2024/11/01
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