コージーブックス コクと深みの名推理 １９ ハニー・ラテと女王の危機―コクと深みの名推理〈１９〉

コイル，クレオ【著】〈Ｃｏｙｌｅ，Ｃｌｅｏ〉/小川 敏子【訳】

原書房（2022/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 560p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562061242
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

マンハッタンのど真ん中で養蜂が大流行り。なかでも都市養蜂の女王ビーの作るハチミツは、一流シェフが競って手に入れようとするほどの極上品。ところが大事なミツバチたちが逃げ出し、クレアのコーヒー店に迷い込んでしまい?

内容説明

マンハッタンのど真ん中で、ビルの屋上を利用した都市養蜂が大流行り。なかでも都市養蜂の女王ビーの作るハチミツは、一流シェフが競って手に入れようとするほどの極上品。ビーはマダムの昔馴染みで、大切な友人でもある。ところが、そのビーのミツバチたちが逃げ出し、焙煎機の温かさに誘われて、クレアの店に迷い込んできてしまったから、さあ大変！なんとかプロの力を借りてミツバチを捕獲したものの、大事なハチたちを迷子にさせるなんて、ビーらしくない。心配になったクレアがビーのもとを訪れてみると、なんと屋上養蜂場から転落したビーの姿が！最後の力を振り絞って大事なハチの世話をクレアにたくしたあと、ビーは昏睡状態に。警察は自殺を図った可能性が高いというが、どうしても信じられないクレアは何者かの犯行に違いないと捜査に乗り出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[み]

さくさくと♪マテオがカッケ〜(^_−)−☆大満足です。

2022/09/24

[Naoko Takemoto]

マテオの活躍が目覚ましい。シリーズが始まった時は、なんだよこのチャラ男！と思ったものの刊を重ね変容し、やはりマダムの血を継いでいる優しさを感じる。今回は都市養蜂と都市農業を巡る闇と問題提議。そこに些か強引に麻薬が絡みマイクのカリカリが止まらない。クレアもマテオはコーヒーで繋がる同志として考えると、自分も職場の男どもとの付き合い方の参考になるなと思った次第。しかしクレアの推理暴走が止まらない。仏頂面マイクへのストレスの影響と読むか。

2022/09/15

[きょん]

マダムの親友の養蜂家が襲われ、養蜂を一時的に引き受けたり、行方不明の養蜂家の姪を探したり大忙しのクレア。一方薬物中毒のホームレス死体遺棄事件を追うマイクは仕事と結婚に向けてのストレスでイライラしててそちらも大変。彼と話し合うために、職場へ乗り込むクレアはかっこいいけど、日本だったら職場の非難を浴びて余計拗れそうなのでアメリカならではかも。其々の事件が上手くまとまった解決で、次回はいよいよ結婚式と新婚旅行かな。

2022/10/28

[sugar&salt]

シリーズ１９作目。ビレッジブレンドに大量の蜜蜂が襲来してくるところから始まり、NY市警にミツバチ班が実際にあることに驚き。マダムの友達の養蜂家を襲った犯人を探すクレアとマイクの追う事件が繋がったときには、思わずおおっと声が出てしまう。クレアとマイクの関係も、マダムの経験則からアドバイスをクレアが実行したことでより強固なものになった気がする。

2023/11/30

[Yuffy]

★★★☆☆

2024/04/01