内容説明
詩の朗読、ダンス、刺繍などのコンテストが行われるウェールズ伝統の芸術祭が近づいてきた。村の男たちは聖歌隊を組んで合唱コンテストに参加することに。もちろん、エヴァンも引きずり込まれていた。うまくはないけれど練習後のビールを楽しみに歌っていたところ、静養のために村にやってきた有名なオペラ歌手がメンバーに加わることになった。陽気で酒好きな彼は村じゅうから歓迎されたが、だんだんと困ったところが目立ちはじめる。練習に遅刻してきたり、聖歌隊の指揮者をからかってふざけたり、彼の滞在先からは昼も夜も大音量の歌声が聞こえてきたり…そしてついにコンテストの前日リハーサルに彼がやってこなくて！？
著者等紹介
ボウエン，リース［ボウエン，リース］ ［Ｂｏｗｅｎ，Ｒｈｙｓ］
エドガー賞はじめ、数々の主要推理小説賞にノミネートされ、アガサ賞およびアンソニー賞含み７回受賞経験がある。“英国王妃の事件ファイル”シリーズ５巻『貧乏お嬢さまと王妃の首飾り』で２度目のアガサ賞に輝く。イギリス生まれで、現在は北カリフォルニア在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
37
ワールドカップで大活躍のウェールズ。その夏のお祭りに、エヴァンが参加して合唱を。そして、最近、似た話題が出てきた世界的なオペラ歌手が乱入してきて、静かな村が大騒ぎ。やはり女心ほど移ろいやすく難しいものは無いものでしょうか。次作も楽しみです。2019/10/28
み
26
さくさくと♪エヴァンさんの女難は変わらずですね^^;吟遊詩人の大会の図が浮かばずだったのが、ちと残念なり。2019/10/31
たまきら
21
あはは、heavenlyじゃなくてEvanlyかい。歌う国ウェールズ、ラグビーワールドカップでも盛り上がりましたが、さすがお国柄、合唱コンテストがたくさんあるんですねえ。そんなローカル描写ってコージーミステリー鉄板ですね。堪能しました。しかし巡査さんったらこっちの女の子にふらり、あっちの女の子にふらり。優柔不断さはめぞん一刻の五代君も真っ青。自分が先生ならとっくに次を探してます…って、あ、この村には適齢男子が希少なんだった。次も楽しみ楽しみ。2020/06/23
ごへいもち
20
ウエールズの独特な感じに慣れてきたので一気読み。2019/09/24
rokoroko
16
シリーズ3作目。ウェールズの片田舎に赴任している巡査さんが合唱コンテストに出る羽目になる世界的な歌手も滞在して参加してくれるという。軽くて安心して読めるので寝室で読むのだけどなぜかすぐに寝てしまうので読み進めない。つまりミステリーとしてはいまいちなのね。2020/05/30
