出版社内容情報
大盛況の手作りキャンドル教室には大盛況。16年前、逮捕された殺人犯が突然姿を現した。そして拳銃を持って森に消えていった。何をしようとしているのか?町の人々が怯えるなか、ストーリーは捜索隊に加わることに!
内容説明
部屋いっぱいに広がるはちみつの甘い香り―食品雑貨店を営むストーリーが店で開催した、蜜ろうを使った手作りキャンドル教室は大盛況。ところがそこにむかし殺人事件で逮捕されたローレンが姿を現した。16年前、森の奥の「失地」と呼ばれる地図に載っていない場所で、学生たちが酒を飲んだあげくに起こした、いたましい事件。なぜ今になって彼女が町に?キャンドル教室を出たあと、拳銃を持って森の奥へと消えたかつての殺人犯に町の人々が怯えるなか、ストーリーは捜索隊に加わることに。でも森で見つけたのは、彼女の家出したミツバチと森に住む老女の死体。ローレンの仕業なの?唯一の目撃者は家出中のミツバチだけで…。
著者等紹介
リード,ハンナ[リード,ハンナ][Reed,Hannah]
ウィスコンシン州南部の小さな町で暮らす。別名義デブ・ベイカーで執筆したMurder Passes the Buckで、オーサーリンク・インターナショナル新人賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさきめがね
7
1作目に続き、ギスギスした人間関係は相変わらずでした。田舎が舞台のコージーでは、そこはかとない郷土愛や密度の濃い地域社会が割とポジティブに描かれてることが多いけれど、このシリーズはむしろ逆。油断すると気が滅入ってきます。唯一の癒しはハンターの存在なんですが、ハンターがなぜストーリーを好きなのかがいまいち伝わってこず。せめてストーリー自身にもうちょっと思慮深さがあったなら・・・!2014/07/04
pettyori1
6
シリーズ2作目。 前作同様、主人公を筆頭に、好感が持てるキャラクターが出てこない。そして折角のはちみつ要素があまり印象に残らずむしろお見舞いに作るキャセロールに興味がでました。最終的に事件は解決したけれどあまりスッキリしない結末でもやもや…残念。2021/10/30
寧々子
6
養蜂家の仕事の方はまだ失敗も多く分蜂のタイミングを見逃して群れに家出されたりしまが、あちらこちらにミツバチの生態が載っているので興味深いし、益々ハチミツが好きになります♪ ただ肝心の事件のほうは16年前の過去が絡んでいるわりに盛り上がりに欠けるし、犯人も消去法でスグにわかっちゃう~ ストーリーにとって好ましくない隣人ばかりが揃っているのも気になってきたし、ミツバチより犬が目立ってたのも気になりました!2012/10/03
ききのこ
4
ハチミツ探偵第2作目。前作を読んでから何年か経つが、モレーンの自然豊かな町並やかわいらしい表紙が記憶にあり、第2作目を手に取りました!びっくりするような展開ではないが、登場する女性陣のキャラクターや日常感が和やかで、ライトで明るいミステリー(ミステリーなのか!?)。モレーンのような町へ住みたいなあ~2021/10/02
ロックイ
3
家出(分蜂)したミツバチたちを必死の形相で追いかけるという中々お目にかかれないシーンから始まったはちみつ探偵シリーズ第二巻。家出ミツバチたちが向かった先が、失地と呼ばれる町では誰も近づかないという曰く付きの森。その森で殺人事件が起こります。その失地は十六年前にもある殺人事件と深い関わりがあり、どちらの殺人事件にも関わりがあるストーリーも探偵捜査に関わる羽目に。今回パティの強情さにはびっくりしました。前回とはまた違ったキャラの濃さ。今後もこの路線で行くのならストーリーの体は一つではもたない気がします(苦笑)2016/07/07