出版社内容情報
不妊に悩むカップルが増えるなか、精子数は減り続け、卵子の数と質も低下している。内分泌かく乱化学物質の問題は何も解決していないとする専門家が、最新の研究に基づいた生殖能力低下の全体像を報告。とるべき対策も示す。
内容説明
いま世界的にヒトの精子数が減り続け、卵子の数と質も低下している。最新の研究に基づいた、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)問題の全貌。とるべき対策も示す。
目次
第1部 変化しつつある性と生殖能力の風景(生殖ショック―私たちの中で起こっているホルモンの大混乱;男性性の低下―良い精子はどこへ行ってしまったのか ほか)
第2部 このような変化の原因とタイミング(脆弱性が生じる時期―タイミングがすべて;くわしく知る―生殖能力を損なう生活習慣 ほか)
第3部 広がる悪影響(曝露の影響の広さ―生殖能力への波及作用;地球全体が危機に―人類だけの問題ではない ほか)
第4部 私たちにできること(個人でできる対策―有害な習慣を改める;家庭内のケミカルフットプリントを減らす―安息の場をより安全に ほか)
著者等紹介
スワン,シャナ・H.[スワン,シャナH.] [Swan,Shanna H.]
米国ニューヨーク市のマウントサイナイ・アイカーン医科大学の環境医学・公衆衛生学教授。専門は環境・生殖疫学。科学者として数々の受賞歴があり、フタル酸エステル類やビスフェノールAなどの化学物質を含む環境曝露が男性・女性のリプロダクティブ・ヘルスまた子どもの神経発生に及ぼす影響を専門とする。20年以上にわたり、世界的な精子数の激減および生殖器系の発生と神経発生に対する環境化学物質および医薬品の影響を研究。アメリカを中心にテレビ、新聞、雑誌等での解説も積極的に行う
コリーノ,ステイシー[コリーノ,ステイシー] [Colino,Stacey]
科学一般、健康、心理学等を専門とするライター。「USニューズ&ワールドレポート」やAARP.orgのレギュラー寄稿者。「ワシントンポスト」「ニューズウィーク」「コスモポリタン」等にも記事を提供。著書多数
野口正雄[ノグチマサオ]
1968年、京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。医薬関係をはじめ、自然科学系の文献の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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