出版社内容情報
健康に良いとして親しまれていた炭酸水は、さまざまなフレーバーを加えた炭酸飲料となりビッグビジネスへと発展した。甘さと刺激が同居し、薬効も中毒性もあり、愛されつつ嫌われるソーダと炭酸水の驚きの歴史。レシピ付。
内容説明
健康に良いとして親しまれていた炭酸水は、さまざまなフレーバーを加えた炭酸飲料となりビッグビジネスへと発展した。甘さと刺激が同居し、薬効も中毒性もあり、愛されつつ嫌われるソーダと炭酸水の驚きの歴史。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
目次
序章 思い出の味
第1章 炭酸飲料の誕生
第2章 ソーダ・ファウンテン
第3章 世界の炭酸飲料
第4章 ビッグソーダ
第5章 反炭酸飲料運動
第6章 変わるものと変わらないもの
著者等紹介
レヴィン,ジュディス[レヴィン,ジュディス] [Levin,Judith]
編集者、ジャーナリストとして20年以上活躍。伝記作家として多くの著作を手がけ、絵本や児童書、教師や親向けの教育書も精力的に執筆する。ニューヨーク市在住
元村まゆ[モトムラマユ]
同志社大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
105
ソーダ、炭酸水はどのように作られていたか、ソーダ・ファンティンとはソーダを作る装置とそれを提供すろ場所ということ、日本のラムネ、コカ・コーラのこと、反炭酸飲料活動、世界の炭酸飲料のこと他。初めて飲んだラムネもコカ・コーラも子供の頃のことだった。飲んだ跡のラムネのビー玉のカラコロという音やコカ・コーラの瓶の重かったこと、初めて飲んだときの炭酸に戸惑ったり少し大人になったような気持ちが記憶に残っている。コンビニにゆくと実に多くの炭酸飲料が並んでいる。日本のソーダ・ファンティンか。図書館本2022/05/01
くさてる
31
いつも面白いこのシリーズ。「炭酸水」というシンプルなテーマでも、その歴史と発展の経過、それが文化にもたらしたものなどを丁寧に分かりやすく解説していて興味深かったです。日本について触れている箇所もあり、レモネード=ラムネであることやさまざまな新商品を試される市場であることなどの言及もありました。いわゆる炭酸飲料が輸入される前から日本では温泉水として飲用してきた歴史もありますよね。面白かったです。2022/03/27
秋良
17
子供の頃、縁日でラムネは欠かせなかった。コーラよりは三ツ矢サイダーとファンタが好きだった。大人になった今ビールが大好物。ラブ炭酸!天然の炭酸水を飲んでいたのが、技術の進歩によって人工的に炭酸水を作れるようになり、更に味をつけるようになった。戦中から戦後はコカコーラの世界征服が始まり、日本は清涼飲料水の実験場になる。近年は砂糖ではなく人工甘味料で味をつけるようになってきたけど、それでも太る理由はまだよく分からないらしい。甘味と炭酸のスッキリ感で食欲が増すからじゃないの?ジャンクフードとの相性の良さは異常。2023/12/04
bapaksejahtera
13
昔頻繁に南米に行った時、普通の水を注文するのに泡抜きでと強調するのが習慣になった時がある。日本にも天然炭酸水の産地があるそうだが我々東洋人に炭酸水はやや特殊な物であった。本書では英米を中心に禁酒習慣と密接に関連した炭酸摂取の歴史と態様を述べ、ついで米国で盛行したソーダファウンテン、更にはコカコーラの登場とその軍産複合振り、その反動としての各国の反炭酸飲料運動を述べる。最後に意外にも清涼飲料販売の先端としての我が国の記述があり、機能性飲料を含めた多様化振りが紹介される。さして長くはないが絵入で楽しい本だ。2022/03/21
ふわふわぷりん
10
ソーダ大好き!炭酸水大好き!!発見した人すごい!!!2022/08/16
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