毒が変えた天平時代―藤原氏とかぐや姫の謎

個数:

毒が変えた天平時代―藤原氏とかぐや姫の謎

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年06月12日 16時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562059294
  • NDC分類 210.35
  • Cコード C0093

出版社内容情報

遣唐使はさまざまな文物とともに大量の「毒と薬」を日本にもたらした。それが藤原氏と天皇家の権力闘争に利用されていたとしたら……。薬物の専門家が複雑にからみあう時代と人間像を丹念に掘り起こし推理する。

内容説明

遣唐使はさまざまな文物とともに、大量の「毒と薬」を日本にもたらした。それが権力闘争に利用されていたとしたら…。複雑にからみあう時代と人間像を丹念に掘り起こし推理。毒と権力に翻弄され、騒乱相次ぐ天平時代を「毒薬博士」が独自の視点で喝破する!

目次

第1章 天平の毒の正体―遣唐使と正倉院薬物(古代の医療と大仏建立;鑑真の来日と正倉院薬物;養老律令と四つの海;正倉院雄黄は鳩の卵である)
第2章 天平の幕開け―平城京遷都、長屋王の変、光明子の立后など(藤原京から平城京へ;持統天皇と藤原不比等;天平時代と天平文化;長屋王の変から光明子の立后まで;聖武天皇と光明皇后)
第3章 天平の最盛期とその終焉―藤原四兄弟の台頭と死から称徳天皇の死まで(藤原四兄弟の台頭と死;吉備真備の生涯;藤原仲麻呂の台頭と凋落;孝謙上皇(称徳天皇)と道鏡)
第4章 竹取物語に込められた秘密とかぐや姫の正体―『竹取物語』は告発の書だった(竹取物語とは;かぐや姫と他の登場人物の正体;吉備真備と『竹取物語』)

著者等紹介

船山信次[フナヤマシンジ]
1951年、仙台市生まれ。日本薬科大学特任教授。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了、薬剤師・薬学博士。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、弘前大学客員教授(兼任)、日本薬科大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

69
天平の天然痘大流行で政権中枢にいた藤原四兄弟が死んだのは日本史上の大事件だが、聖武天皇を含む周囲の者は全員生存していたとは。刑事捜査なら最も利益を得る者が怪しいが、本書は藤原仲麻呂を毒殺容疑者として告発する。しかも光明皇后や吉備真備、玄昉ら著名人も関与や、正倉院収蔵の生薬が使われた可能性をも薬学者として示唆するのだから信憑性を感じてしまう。逆に出世を餌に仲麻呂に利用された挙句に排除されかけた真備が、藤原氏の異常な権力欲告発のため『竹取物語』を書いたとする説は著者の毒物知識ほど裏付けに乏しく納得し難かった。2021/06/23

雷華

11
【図書館】天平時代と毒とかぐや姫に惹かれ借りました。仮説は面白いてんをついているのですが、いかんせんこじつけが酷いので歴史推理ものとしては少し物足りないですが、毒物に関しては専門用語たっぷりに解説されてて面白かったです。でも、やはり肝心の部分が残念だったのが悲しい点でした。2021/07/25

Yoshi NAK

4
最近、奈良に興味があり本書も気になって読んだ。断片的な知識がこの本で色々な話しを読むことで、具体的なつながりとなって理解できたと思う。 とても面白い本でした。2024/03/20

よしじ乃輔

4
かぐや姫のモデル、著者は誰なのか、等を薬学のスペシャリストが考察する。藤原氏の旺盛な時代の内政などから紐解いてゆく。実証されてはいないからこその、推測という歴史ロマン。2021/06/18

隠者

3
竹取物語を告発書としてそれの整合性を説明。読んでてなかなかためになったというか奈良時代はホントにドロドロしてて知れば知るほど面白いけど古代史ということでハードルも高い。名前がややこしいのもそれを拍車をかけてて勿体ない。少し無理のある説もあるけどなかなか理に適った考察。とりあえず藤原仲麻呂と吉備真備の二人を押さえて勉強したら理解は深まる。医学の勉強しなさいというのは現代でも通じる至言。医療の伏魔殿っぷりを見ると搾取されるのを防げるのは大きいし些細なことは自分でできるようにもなる。ただそれで治療遅れる可能性も2022/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17736557
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品