出版社内容情報
桜の花は日本やアジア諸国では特別に愛され、西洋でも古くから果実が食されてきた。その起源、樹木としての特徴、食文化、神話と伝承、文学や絵画への影響、健康効果など、世界の桜と人間の歴史を探訪する。カラー図版約100点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
13
桜(cherry)。西洋では果実を食され、日本では花が特に愛でられてきた植物の歴史と文化をまとめた一冊。日本人の桜の花への偏愛ぶりも丁寧に紹介されていました。確かには名も美しいけれど、果実の魅力もあるよね……。図版も多く、楽しい一冊です。2021/06/16
多津子
10
西洋から見た桜の歴史はすなわちサクランボの歴史のようだ。個人的には鑑賞するための桜とは別のカテゴリに思える。本書では実はサクラ、花は桜と別表記の翻訳になっている。ワシントンの逸話もずっと花の話だと思っていた。栽培の歴史から世界でどのように実や花が愛されてきたか、実の持つ意味や芸術に取り入れられた歴史など幅広く紹介されている。鑑賞としての花の章では日本の話が多く出てくる。日本のサクランボも美味しいが、花の方が印象が強いのかも。あぁ、たらふくサクランボを食べたい。実がゴロゴロ入ったチェリーパイが食べたい。2022/04/09
takakomama
5
桜の花と実(サクランボ)の歴史。レシピ付。桜は石器時代からあり、花を愛で、実を食べ、家具や楽器、薬や接着剤、工芸品などに使われ、芸術や文学にも多く描かれています。 サクランボはスーパーフード? 今年はお花見に行きました。昔よりも開花が早くなっていると思います。どの花も美しいけれど、やっぱり桜は特別。 2022/04/13
もだんたいむす
3
桜と言えば花なイメージがあったけど、海外ではサクランボなイメージなのね。そして、エロティックなイメージがある。2023/08/13
読生
2
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/45620592062022/03/14
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- 和書
- 乙女の美術史 〈日本編〉