出版社内容情報
ロシアがかかえる現在の問題と課題を理解するための100以上の地図とグラフ。ウクライナ危機、国境の変化、世界の新たな均衡など、今日のロシアの地政学的利益が一目でわかる。ロシアの地政学を専門とするスペシャリストによる2015年の初版の全面改訂版。
内容説明
ロシアの現状が一目瞭然でわかるアトラス!ウクライナ危機、国境の変化、世界の新たな均衡など、今日のロシアの地政学的利益が一目でわかる。
目次
大国ロシア(ロシアの記憶とアイデンティティ;領土の形成;多民族国家;人口の脅威;新たな社会 ほか)
ロシアの地政学的利点(ロシアと世界;軍事大国ロシア;ロシアとNATO;ロシアと欧州連合;バルト海と黒海のあいだの地峡、対立地帯 ほか)
著者等紹介
マルシャン,パスカル[マルシャン,パスカル] [Marchand,Pascal]
地理学教授資格者、地理学博士。リヨン国際安全保障防衛研究センターの客員研究員。ユーラシアの地政学、とくにロシアの地政学を専門とする
太田佐絵子[オオタサエコ]
早稲田大学第一文学部フランス文学科卒
シュス,シリル[シュス,シリル] [Suss,Cyrille]
フリーランスのカルトグラファー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nobi
49
平均気温が氷点下以下となるのがモスクワで5ヶ月、それ以上となる都市も多いという。そんな地理的観点の紹介は序論。本書のタイトル変えるべきと思う程地政学的観点での歴史通観が濃い。ツァーリから始まるロシアは無論中心ながらウクライナ10頁バルト諸国中近東中央アジアなど各国の歴史の骨子が数頁に凝縮される。民族言語宗教政体が入り乱れた“不安定なジグソーパズル状態”が見えて来て気が重くなるほど。海に囲まれ単一民族国家の日本と何と言う違い。本書は2022年ウクライナ侵攻以前の2021年発行。でもその背景は変わっていない。2026/02/02
風に吹かれて
22
ロシアの人口動態、産業、輸出の多くを占めている鉱物開発やそれを輸入する国々、またロシアと周辺国との関係などロシアの基本知識をコンパクトに得ることができる。 ヨーロッパ、中東、ロシアの歴史を地図で流れを確かめると様々に支配領地が変遷しており、そこには宗教や多様な民族間の争いがある。そして、ドイツ騎士団の十字軍(1239-1241) 、ポーランドによるモスクワ占領(1610) 、ロシア正教徒に対するカトリックの公然たる改宗活動、ナポレオン侵攻(1812) 、 →2023/10/16
yoneyama
11
2019年フランス刊、2021年日本刊。2014年のクリミア占領後執筆、2022年ウクライナ戦争前の翻訳。テーマも図板も非常に興味深い編集なのだが、原典のせいか翻訳のせいかわからないけれど非常に面白くない日本語になっていて、読むのに苦労する。このシリーズはすべてその傾向があるが、この本はかなり顕著。文章を読むのに根気が必要で、何を言いたいのかわからない事が多い。ちょっと残念。2025/04/12
くらーく
10
こういう本を読んでおくと、今のウクライナとロシアの関係も理解が深まるかな。ブレジンスキー・ドクトリンなんて初めて聞いたわ。ウクライナ侵攻は、ロシアから見れば必然と思えるようになるなあ、本書を読めば。肯定は出来ないけど。 地図が本当にキレイだし、本書はそれがメインなのだろうけど、どの解説もただ報道を見ていても知りえないような事が多くて、有用だったなあ。 2019年に出版された本だけど、日本では2021に出版。非常にタイムリーですね。2022/03/26
すくすく
5
図書館本。ロシアのウクライナ侵攻の背景が、西側目線の報道ばかりでは腑に落ちず、背景となるロシアの考えを少しでも理解したくて手に取った。ソビエト連邦時代の強制移住含めた人的移動による人種、宗教的混在の地域がソビエト崩壊後に続々とNATO/EU圏に取り込まれ、ロシアがヨーロッパの一部でありながら孤立していく状況が垣間見えた。ウクライナ侵攻が一方的なものであることは否定しないが、クリミア半島併合からの連続した文脈をよく理解しないと、極東の島国の我々は大きなミスリードをしかねない。2022/10/28
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