出版社内容情報
マリー・アントワネットの「お気に入り」だったローザン、ブザンヴァル、ヴォードルイユ、フェルセン、エステルアジとの交流と当時の宮廷における権力闘争、嫉妬、典型的宮廷貴族像を、最新の研究成果から浮き彫りにする。
内容説明
ローザン公爵、ブザンヴァル男爵、ヴォードルイユ伯爵、フェルセン伯爵、エステルアジ伯爵…宮廷に新風をもたらした彼女が求めたものは何だったのか。新資料を駆使して活写する王妃の真実。
目次
マリー・アントワネットと「王妃の集まり」
ローザン公爵
ブザンヴァル男爵
著者等紹介
ド・ヴァリクール,エマニュエル[ドヴァリクール,エマニュエル] [de Valicourt,Emmanuel]
1965年生まれ。パリ・カトリック大学講師。革命前のフランス社会を専門とする。ルイ16世の大臣シャルル=アレクサンドル・ド・カロンヌの伝記Calonne:La derni`ere chance de la monarchieを著わし、高く評価された
ダコスタ吉村花子[ダコスタヨシムラハナコ]
翻訳家。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。リモージュ大学歴史学DEA修了。18世紀フランス、アンシャン・レジームを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
18
ルイ16世が子作りにも夫婦生活にも熱心でなかったためにマリー・アントワネットには別のオトコが必要だったという話。夫がなければ取り巻きを、みたいな感じ。2020/11/23
アカツキ
12
マリー・アントワネットが寵愛した5人の男性を紹介した本。上巻はアントワネットの人柄、ローザン公爵、ブザンヴァル男爵について。放蕩者のローザン公爵が死刑になるのは自業自得といってもいいけど、結婚当初から見向きもされなかった妻アメリーが巻き添えを食らったのは可哀想。当時の価値観だから仕方ないとはいえ不憫。陽気者ブザンヴァル男爵は軍人と宮廷人の二つの顔を持つ興味深い人だけれど、彼の狡猾なところを見ると時代を隔てて眺めるくらいがちょうどいい。2020/12/21
tanchi
0
図書館本。 マリーアントワネット。ハプスブルク家の大公女としてのプライドだけは高いが、どうしようもなく浅はかで、まあギロチン台への道まっしぐらになるよなあ。と納得。上巻の2人の男のうちローザンも、アントワネットを政治的に利用するつもりが、中身が空っぽすぎて空回り。 後半へレッツゴー。2025/03/28
Pintail
0
☆☆☆☆☆2021/08/21
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- 和書
- ロマノフの消えた金塊