出版社内容情報
「イギリスもの」として知られる中世の物語群を再構成。きわめて感動的で劇的なエピソードの数々を、オリジナルの中世の作者の声を借りながら、語ろうとする試みは本書がはじめて。読者は、クレティアン・ド・トロワからマロリーまでのさまざまの調子を味わうことができる。
内容説明
神秘と魔法と奇蹟。ケルト神話のいきづく世界。神秘と魔法と奇蹟がくりひろげられる、すべてのファンタジーの原点である「アーサー王伝説」の世界を、イラストをまじえて、生き生きと再現する。
目次
第１章 アーサーとマーリン（アーサーの誕生）
第２章 円卓の騎士たち（サー・ガウェインと緑の騎士；サー・ラーンスロットの第一の物語；トリスタンとイソルデ ほか）
第３章 アーサー王の死（ラーンスロットとグウィネヴィア）
著者等紹介
ホプキンズ，アンドレア［ホプキンズ，アンドレア］ ［Ｈｏｐｋｉｎｓ，Ａｎｄｒｅａ］
オックスフォード在住。英文学を研究している
山本史郎［ヤマモトシロウ］
１９５４年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科教授をへて、現在、昭和女子大学特命教授。東京大学名誉教授。専攻は、イギリス文学・文化、翻訳論など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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なま
12
★4.5 『Chronicles of King Arthur』アンドレア・ホプキンズの全訳。カタカナの登場人物は覚えにくいが、巻末に簡単な人物紹介と経歴も記載されているので読みやすい。図説というだけあり多くの写本や絵画でストーリーを支えているのはもちろん、要所要所に登場人物や当時の遺跡と考えられている場所の囲み記事が魅力。囲み記事には『アーサー王の死』の作者、サー・トマス・マロニーの紹介もあり、この物語から想像が膨らむ工夫がされている。2021/12/05
ゆき
3
とてもわかりやすかったです！ ピアズリーの挿し絵もあって、想像しやすくて良かったです。2021/07/13
釜煮蕎麦
1
アーサー王物語に興味があって読みました。好きな系統の絵が掲載されていて良かったです。2022/12/10
そら
1
たまたま本棚に陳列されているのを見て手に取った。分厚いけれどさくさく読める。わかりやすく、面白い。2022/10/08
sabato
0
もとともきっかけは、旧GYAO(yahooコンテンツ）で放送されたた、イギリスドラマのアーサー王みたいなドラマを見てから。その前からイギリスの歴史や、みんな大好き「アーサー王伝説」をいろい色調べていた中から、結果このオタク本(賞賛）をみて、やっぱロマンあるよよな。。。になった我が一冊www2023/05/15
